|
《タイトル》 冬山 《本文》 12月26日から鳳凰三山に行きますが、冬山装備を持っていたら一緒に行きませんか? 1泊で帰れるコースです。 11月末にこんなメールが飛んできた。 送り主は会社の近い部署の山の大先輩。 精鋭揃いと言われる山岳会に所属し、昔は真冬の北岳バットレスを攻略したという猛者、りょうちん。 このチャンスを逃すと、自分が“ちょっと雪の山”のレベルを越えることは一生ない気がする。 足りない冬山装備は買えばいい。 「是非」 と飛びついた。 ルートは夜叉神峠からのピストンで、 一日目は南御室小屋でテント泊、二日目は地蔵岳まで行って折り返し、テントを回収して下山。 幸い、というか、望外の天気に恵まれ、白峰三山、甲斐駒などの眺望を堪能。 美しい冬山の入り口を覗いた二日間でした。 <2009/12/26(土)> 夜叉神峠登山口の駐車場に着くと、雲に覆われているものの天気はほぼ回復状態。 天気予報は9時位まで雨で、15時位は晴れ。 実際、9時頃に芦安付近を走っている時は霧雨だった。 登山口を9:30に出発。 薄っすらと雪が残る樹林帯を登って行く。 日が差してきた。 夜叉神峠に10:40に到着。 ここでは展望はきかない。 一瞬下った後は急な登り。 その後、若干緩やかになり、2時間弱で杖立峠。 更に1時間歩くとやっと樹林帯がとぎれて展望がきく所にでる。 多分、山火事跡と呼ばれる所。 雲が消えており、白峰三山が良く見える。 早くも満足モード。 そこから20分くらい登ったところで振り返ると富士山。 笊ヶ岳方面。 当たり前だけど、山が深い。 また樹林帯に入り約50分で苺平。 そこから約30分下ると本日の終点、南御室小屋に到着。 テント場は新雪の場所しか残っておらず整地から始める。 サラサラの雪は固まらなくて、平にするのに苦労する。 ほぼ同時に到着し、隣でテントを張っている人からショベルを借りてなんとか設置完了。 みなさんがシャベルを持っていた理由を理解。 何事も経験。 勉強になります。 落ち着いたところで宴。 事前に酒と肴の話は全くしてなかったが、蓋を開けてみるとにお互い飲む気マンマンだった。 持ってきた酒と肴 りょうちん : 焼酎500ml、もやしのキムチ、カルパス、ソーセージ。 私 : ビール500ml×2本、ワイン500ml、カルパス、チーズ、バタピー。 ビールは確かにうまいんだけど、それよりも、焼酎のお湯割の温かさが嬉しかった。 結局、酒と肴だけで満腹になり、へろへろになって18時過ぎに就寝。 夜中に目が覚めた時は頭が痛かった。 <2009/12/27(日)> 4時過ぎに起床。 空気穴から外を覗くと満天の星空。 ラーメンで身体を温め、長めの準備が終わると5:30に出発。 真っ暗な森の中をヘッドランプを点けてトレースを頼りに歩く。 時折、右側に南アルプスの街の灯が見えて安心する。 ひたすら登ると約50分で森林限界を超えて巨石が散在する見晴らしのいい場所に出る。 日の出まで30分くらい時間があるが、富士山の向こうの空はオレンジ色。 そのオレンジ色を受けて、北岳もピンクに染まる。 この時の色合いが今回の中で一番神秘的でキレイだった。 薬師岳小屋を超える頃には、空もかなり明るい状態。 ご来光の出る直前に薬師岳到着。 いよいよお出まし。 白峰三山にも直接朝日が当たる。 ご来光を堪能したところで観音岳に向かう。 その途中で振り返るとこんな感じ。 約30分登って7:30に観音岳に到着。 360°の眺望。 くどいですが、白峰三山。 甲斐駒の向こうには、北アルプス。 地蔵岳はオベリスクがカッコいい。 八ヶ岳も良く見える。 ゆっくり景色を楽しみながら二度目の朝ごはんを食べる。 ふと気がつけば8時。 今日明るい内に下山するためには12時にテントに戻りたい。 コースタイムでは地蔵岳に行って折り返すと、テントのある南御室小屋まで4時間半。 というのは、このブログを書きながら確認をしただけの話。 実際は、計算などしなかった。 まだ大丈夫だろうと、すぐそこに見える地蔵岳に吸い寄せられる様に向かう。 しかしここからが大変だった。 観音岳までの道と違い、場所によってはヒザやモモまで潜るところもある。 おまけに小さなピークが二つくらいあるし。 やっとのことで賽の河原。 賽の河原から見る甲斐駒。 かっこいい。 折角なので登れるところまで登る。 先端の大きな岩の下で行き詰まり、これでよしとする。 時間は9時半。 ハッキリと疲れを感じる。 アミノ酸のゼリーを流し込みながら地図を見る。 南御室小屋までのコースタイムは3時間15分。 ということはテントに12:45。 やっと現実に気付き、慌てて出発。 取り急ぎ、目指すは観音岳。 観音岳から見下ろした地蔵岳。 観音岳に戻るということは、当然、登りがメイン。 下るのでも大変だったのに・・・。 またモモまで潜る。 必殺技、四つんばいでやり過ごす。 やっとの思いで1時間半後に観音岳到着。 11時。 コースタイムよりも遅い。 異常なほどギュルギュルとお腹がなるのでお菓子を食べてから出発。 ここからは下りが基本なので身体が楽になる。 ペースを上げつつも景色を見る余裕が戻ってくる。 薬師岳でイルカ岩に気付く。 今朝は気付かなかった。 本家(?)の燕岳ほどじゃないけど、なかなか。 薬師岳小屋を過ぎて樹林帯に入ってからは更にペースアップ。 12時15分にテントに到着。 予定より15分遅れたけど、誤差の範囲内ということで。 やはり遅いのか、6張りあったテントは3張りに。 たらふく昼ごはんを食べて撤収。 テントや、フライが硬く小さくならない、ポールが凍りつくなど、 雪山ではテントを撤収するのも大変ということを知る。 13:50に出発。 途中で見えた富士山のすそ野は雲が厚くなっていた。 夜叉神峠もガス。 夜叉神峠登山口に16:30と、日没前の明るい内に下山し今回終了。 メモ <2009/12/26(土)> 夜叉神峠登山口 9:24 → 夜叉神峠10:42 → 杖立峠 12:27 → 14:20 苺平 14:32 → 南御室小屋14:58 <2009/12/27(日)> 南御室小屋 5:27 → 6:48 薬師岳 7:04 → 7:31 観音岳 7:57 → 地蔵岳 9:29 → 観音岳 11:00 → 薬師岳 11:37 → 12:14 南御室小屋 13:47 → 苺平 14:14 → 杖立峠 15:05 → 夜叉神峠 15:46 → 夜叉神峠登山口 16:24 雪崩や滑落などの危険なポイントも特に無いので、 天気さえ良ければという前提ですが、 森林限界を超える山としては安全な山というのが鳳凰三山の印象でした。 人と天気に恵まれて冬山のいいところだけを見てしまった二日間。 シャベルを借りた人と観音岳で話した際に言われた言葉。 「最初の冬山でこんな天気に恵まれると、虜になりますよ」 その通り、冬山に虜です。 今年一発目は赤岳に行ってしまいました。 |
| << 前記事(2009/12/21) | ブログのトップへ | 後記事(2010/01/22) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
バラです! |
バラです。 2010/04/28 21:04 |
タフじゃないです。 |
たかすぃー 2010/04/30 12:42 |
| << 前記事(2009/12/21) | ブログのトップへ | 後記事(2010/01/22) >> |